単語集の効果の証拠とは
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　更新　2020/02/16(日)
　
■主張には証拠が必要
    何かを主張するときは，その証拠を示すことが必要です。

    病院において，製薬会社の営業職が医師に新薬を勧める場面に，出くわしたことがあります。

    医師は，次のように述べて営業職の提案を断わりました。

    「効果があるというエビデンス(証拠)がない。」
    「エビデンスがない薬なんて使えるわけないでしょう。」

　
■参考書・問題集の試験への効果のエビデンスは，試験が終了すると分かる
    単語集の場合，次のようにすると試験への効果を示すことができます。

    　(1)試験で登場した重要な英単語を抜き出す
    　　(例えば250単語だったとします)

    　(2)上の(1)の単語の何％を単語集が収録していたかをカウントする
    　　(例えば，250単語のうち，単語集は200単語を含んでいたとします)

    　(3)単語集がカバーしていた割合を計算
    　　　上の場合，200 / 250 ＝ 0.8000
    　　より，カバーしていた割合80.00％となります。

    　この割合が大きければ大きいほど，その単語集は優れた単語集ということになります。

　
■収録している単語数の少なさも重要
  　ただし，収録単語が多ければ多いほど，高校生は単語集全部を覚える負担も大きくなります。

　　　収録単語数はできるだけ少なく，
　　　カバーしていた割合はできるだけ大きい。

  　そんな単語集が最も優れています。

　
■次の試験への効果のエビデンスは，過去問への効果のエビデンスからだいたい予想できる
  　センター試験の出題内容は，過去10年分と同じような傾向・難易度に作成されています。
  　従って，過去問10年分で90％得点できるなら，次の試験でも90％得点できます。

  　過去問10年分で登場した重要単語をすべて知っているなら，次の試験で登場する重要単語
  　もほぼ分かります。

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