単語集一冊全部おぼえると見えてくる世界
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　更新　2020/01/08(水)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　文責　炭本　治之
  
■単語集一冊覚えて初めて分かることがある
  　私がおぼえた単語集は「試験に出る英単語」で，収録単語数は1279単語。

  　その1279単語のうち，既に時代遅れの単語は300くらいあったはずなので，
  　たぶん実質的に1000単語くらいをおぼえたのだと思います。

  　1000単語おぼえると，初めて分かる事実というのがあります。

  　つまり，単語集を暗記したことがないか，暗記したとしても途中で投げ出した人には，
  　まったく分からないけれど，

  　単語集に収録の1000単語の意味を98％以上言えるようになった人間には，
  　分かる，気づくという事実がいくつかあります。

  
■1000単語暗記して初めて分かる事実１
  　「センター試験の英語は簡単。80％は確実に得点できる。」

  　単語力を身につけるとそう思うようになります。
  　過去問の学習も比較的スムーズに進むようになります。

  　単語力の不足した生徒が，いきなりセンター試験問題に取り組むと，
  　不知の単語が大量に登場してショックを受けるでしょう。

  　単語力を身につけると，あ，この単語知っている，この単語も知っているという
  　ことが多くなって，新しい知識の学習も楽なんです。

  　過去問は，本試験だけ4年分を学習すると，90％得点も夢ではないと思うようになります。

  　さらに，6年分まで進むと実際に90％得点可能になります。

  　8年分も学習すると，センター試験の過去問を学習するのはもう飽きてしまいます。
  　それ以上学習する必要はないと分かります。

  
■1000単語暗記して初めて分かる事実２
  　「文章中に自分が意味を知らない単語があっても，3行に1単語くらいなら文章全体は理解できる。」

  　センター試験の第6問では60〜70行くらいの文章が登場します。(1行は80文字くらい)

  　その文章に，自分が意味を知らない単語が3行に1単語くらいあっても，
  　その単語の意味はだいたい推定できて，文章全体の意味は理解できます。

  　意味を知らない単語があるから文章を理解できない，とはならないのです。

  　意味を知らない単語があっても，その意味を推定できるのです。

  　文章中に，意味を知らない単語が，2行に1単語や，1行に1単語の頻度であるなら，
  　それらの単語の意味を全部推定するなんて到底ムリでしょう。

  　しかし，3行に1単語程度ならその意味は全部推定できます。
  　(不知単語の意味を推定する方法の具体例は別ページに載せます。)

  
■重要な単語を1000個おぼえましょう
  　そうすると，おぼえた人間にだけ見える世界が開けてきますよ。

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